町田フラメンコスタジオ『Levante』~レバンテ~

□ ●ブログ Marca del viento ~風跡~ □

歌舞伎俳優

歌舞伎俳優 中村勘三郎さんが
57歳という若さで世を去りました。

生前、私の父は仕事で勘三郎さんと面識があり、
その気さくな人柄の良さに感心し、
よく勘三郎さんの話していました。

そのため遠い存在に思えず、心が痛みます。

私もその関係で、渋谷の「コクーン歌舞伎」を
何度か見に行きました。

公演後の舞台挨拶で、客席を見渡し深々と頭を下げ、
まるでこれが人生最後の舞台であるかのように
瞳を潤ませる姿が印象的でした。

毎年多くの舞台をこなす人気俳優。
そんな多忙なかたが、一つの公演に
全身全霊で挑むのですから、
身体への負担は、計り知れない
ほどだと思います。。。


フラメンコと歌舞伎は、通ずるところがある…

とよく耳にしますが、確かに
役者が長ぜりふを雄弁に朗々とうたう
連ね(つらね)は、抑揚などフラメンコの
カンテ(唄)にも共通しているところがあります。

フラメンコのハレオ(掛け声)は、
歌舞伎でいう、

「〇〇屋(屋号)」

「待ってました!」

など、大向こう(おおむこう)の掛け声に
似ています。

それから、歌舞伎では
出端(では)=花道を通って本舞台に
行くまでの演技。
引込み=立ち去って行く時の演技。
をとても大切にするそのもっていき方や

つけ(ツケ)の拍子木を打ち鳴らす音、
そして、見得(みえ)を切って型を決めたり…

確かに、フラメンコでもパルマ(手拍子)や
ポーズを決めたり…

知れば知るほど共通点が多く興味深いです。。。


歌舞伎では、その場面でそのような
所作をするに至った役どころの心情などを
「性根(しょうね)」というそうです。

アルマ(魂)やコラソン(心)など
フラメンコでは、そういった内なる
抽象的なものが、突き動かす
核となっていますが…

表面的な技術や型をなぞる上辺だけの
演技ではなく、考え方や精神など
「性根」をつかんだ演技をしてこそ
真の歌舞伎俳優なのだそうです。。。

フラメンコもまた然りですね。。。















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Date:2012/12/05
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