町田フラメンコスタジオ『Levante』~レバンテ~

□ ●旅の回想録 □

ノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ)

ヨーロッパの旅の中で、ドイツのフュッセンは
とくに印象深い街です。

ロマンティック街道の南端の街フュッセン。
ここからバスで10分ほど行くと、あの有名な
ノイシュヴァンシュタイン城があります!

ノイシュヴァンシュタイン城の一番の
ビュースポットであるマリエン橋に到着し、
ドキドキしながら、目を開くと
そこには、あの白亜のお城が!!


P1000882_convert_20130504041058.jpg


修復工事中でした…。

ヒドイ…


【ノイシュヴァンシュタイン城(新白鳥城)】

P1000943_convert_20130504041309.jpg

ワーグナーに心酔していたルードヴィヒ2世は17年の歳月と
贅の限りを尽くし、ワーグナーのオペラの世界を
この城に再現しようとしていた。
彼の築城熱が国の財政を圧迫したため、
病気を理由に臣下によって王位を
剥奪された翌日、ルードヴィヒ2世は謎の死をとげる。



P1000916_convert_20130504041146.jpg  P1000941_convert_20130504041226.jpg

王として生まれ、政治から遠ざかり
生涯を城の築城に捧げたルードヴィヒ2世。
その城の華やかな装飾とは、あまりにも
かけはなれていた孤独な人生だった…。


この日は、フュッセンの森のなかにある宿に泊った。
途中、森で道に迷い、ヘトヘトだったこともあり、
この夜は、カロリーメイトだけかじって眠りについた。。。

P1000962_convert_20130504041447.jpg

翌朝、お天気も良く、散歩に出かけた。

まわりは、アルプスの山々に囲まれ
目の前には、宝石の翡翠のような
緑色の美しいレヒ川が流れていた。

P1010002_convert_20130504041650.jpg

前から散歩をしている老夫婦が歩いてきた。
黒いスカーフを頭からかぶり、まるで童話から
ぬけ出してきたような小さくて腰の曲がったおばあさんだ。

すれ違うその瞬間、おばあさんと目が合った。
すると、何年も会っていなかった友人に
出くわしたかのようなハッとした表情で、

「Japanese?」

と、いきなり、こちらに声をかけてきた。
私は少し戸惑いながらも、笑顔で

「Yes」

と答えると、おばあさんの表情は一瞬で明るくなり
少女のように頬を赤らめウキウキしながら
ドイツ語と片言の英語で一生懸命こちらに何かを
伝えようとしていた。

私達は戸惑いながらも何度もうなずき、
十分に気持ちが伝わったとこを示すと、
安心したように手を振って別れたのだった。。。


P1000969_convert_20130504041613.jpg P1000965_convert_20130504042152.jpg


私は、今でもあのおばあさんの
潤んだ瞳が忘れられない…。

どうしても、あの黒いスカーフ姿と
深く悲しげな瞳が、前に映画で見た
ナチス・ドイツ時代、強制収容所に送られる
ユダヤ人の姿と重なってしまうのだ。

後に知ったことだが、あのフュッセンには
第二次世界大戦中、ドイツ最初の強制収容所である
ダッハウ強制収容所の支所が置かれていたという。

そして、戦争の終結。

強制収容所解放には、日系アメリカ人部隊である
第442連隊戦闘団が掃討作戦の
中心的存在となっていたというのだ。

もしや、あのおばあさんは…

日本人に感謝を伝えたかったのだろうか…??

なんて、想像をめぐらせてしまう。


P1000964_convert_20130504041531.jpg


忘れられないドイツの思い出の一つです。。。







スポンサーサイト

*    *    *

Information

Date:2013/05/04
Trackback:0
Comment:0

Comment

コメントの投稿

:
:
:
:
:

:
: ブログ管理者以外には非公開コメント

Trackback

TrackbackUrl:http://kazeatoflamenco.blog.fc2.com/tb.php/195-3fc268b9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
 
現在の閲覧者数: