町田フラメンコスタジオ『Levante』~レバンテ~

□ ● ひとりごと □

雪の贈り物

先週の雪も溶けぬまま、またしても大雪。

その翌日、午前中から見知らぬ男性がウチの前の道路を一人で
せっせと雪かきをしていたので、慌ててスコップを持って
母と一緒に外に出でると、その男性の後ろには
すっかり路面が顔を出し、キレイに雪かきされた道が
50メートルほども続いていました。


「ありがとうございます!」


母が声をかけると、その距離をたった一人で雪かきしたとは
思えないほど爽やかな笑顔で


「ワタシの国では、雪はふらないのでこんな経験はじめてです。」


どうやら、そのかたはウチのニ軒先のマンションに越してきたばかりの
インドネシア出身の若いご夫婦で、まだ小さな赤ちゃんがいるため
前回の大雪では、赤ちゃんが眠ったあと夜に奥さんと二人で、
雪かきをしたのだそうです。

母と私、そしてその男性と3人でせっせと雪かきしていると
先日も手伝ってくださった向かいの初老のご夫婦や
そのお隣の親子も現れ、気付いた時には普段なかなか顔を
あわせないご近所のかたも次々出てきて雪かきをしていました!

しかも、自分の家のまわりだけでなく、私の実家の前の道まで、
たくさんの方々が協力して、黙々と雪かきをして下さったのです!


この地域にきて間もない、雪を初めて経験する一人の外国人男性の
寡黙な姿が、近所づき合いが乏しいこの地区の空気を一変させて
しまったのでした。。。


そして、嬉しいことに前回の大雪の際、母と私の雪かきを
初老のご夫婦が手伝ってくださった時に、その横を
何も言わずに通り過ぎていった人が、シャベルをもって
率先して雪かきに参加してくれたのです!


一つの思いやり、一言の優しさ。

水面に落ちた一滴の雫は、波紋を生み、同心円状に広がって
いつの間にか重なり合う。

人の心とはこうして動かされるのだと信じたい。


無駄なものに振り回されて、どんどん忙しくなっている時代。

太刀打ちできない自然を前に、人はあまりにも無力で
時にその圧倒的な力は、人間が生きていくために必要な
モラルや優しさについて、ふと立ち止まり考えさせられるのだ。

そんな自然の猛威に打ち勝つ最強のバリケードは、
人の優しさであり、地域の結びつきであると
今更ながらに思うのです。。。


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Date:2014/02/19
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