町田フラメンコスタジオ『Levante』~レバンテ~

□ ● ひとりごと □

せっかく満開に咲いた桜が雨で泣いているようです。。。

このところ忙しさにかまけ、母とあまり話をしていなかったので、
たまには一緒に桜を見に行こうか。と誘っていたのですが、
連日の雨で、一番美しい時期を逃してしまいました。


父が亡くなってから、もうすぐ2年になろうとしている。

父が入院していた病院へ通っていたあのころも
春とは思えないほど寒く、雨にうたれた桜が
凍えているようだった。

父が旅立ってまもないころ、なぜか父の声が
どうしても思い出せなくて、時の無常さと
自分の記憶力のなさを恨んだ。

でも、記憶とは不思議なもので、時が経つにつれて
自分を呼ぶ声や笑い声、咳やクシャミまで
鮮明に思い出せるようになった。

時の重なりは、思い出を薄めるものではなく、
より一層、濃く浮かび上がらせることがあるようだ。

いや、もしかすると思い出そうとする記憶に
邪魔して、からみついていたものが
自然にほどけてきたのかもしれない。


だから、今になって

桜の美しさに心奪われて
しばらくその場から離れられなかったり…

たまたまテレビから流れた
フジコ・ヘミングのピアノの音色に涙が溢れたり…


感じられることは、なんて幸せなことだろう。。。



時の流れとともに、父の面影は私を寂しくさせたりせず、
とても強く、心の中を真っすぐ貫く軸のように
自分をひっぱり上げてくれる気がするのだ。


桜の花吹雪は、命の儚さの暗示などではなく、
明日へのはなむけなのだと思おう。。。

物事は終わった瞬間からはじまるのだから。






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Date:2012/04/15
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